

パーキンソン病は、脳にある黒質という部分の神経細胞が次第に減少し、ドーパミンという物質の分泌が減ることによって起こる病気です。
ドーパミンは、脳において運動の調節をする働きを担っているため、これが減ることにより、動きが遅くなったり、体の緊張が強くなったりします。
その結果、手足が勝手に震える、動きが遅くなる、筋肉が硬くなる、体のバランスが悪くなる、などの運動症状が現れます。
現在のところ、パーキンソン病は、ドーパミンに変わる物質を投与し症状を抑えるしか治療がありません。しかし、これでは進行は遅らせられるものの、パーキンソン病の改善にはなりません。
パーキンソン病の原因は?
パーキンソン病がなぜ起こるかは、先程書いた通りです。 しかしこれは原因ではなく、パーキンソン病が起こるメカニズム(仕組み)です。
大切なのは、なぜこうなるかではないでしょうか? 現在のところ、パーキンソン病の原因の多くは、わかっていません。
私は、パーキンソン病は自律神経・血行不良が関係していると考えています。 その証拠に、運動障害以外にも便秘や頻尿などの自律神経の症状、不眠などの睡眠障害もみられます。
その他にうつ病の症状も見られます
さらに、うつ症状などの精神症状、認知機能障害などがみられることもわかっています。
うつ症状に関して言えば、約半数にその傾向があると言われています。 自律神経の乱れは、ストレス・過労・生活習慣・食生活が大きく関係しています。
この状態が長期間続くと、脳への血液循環が悪くなり、ドーパミンが徐々に分泌されなくなり、パーキンソン病になります。
パーキンソン病に対する当院の施術
当院の施術は、局所(症状が出ている部分)だけでなく、身体全体の施術も同時に行い、全身の血液循環を良くしていきます。
様々な運動症状、睡眠障害、精神症状が出るのは、決して局所だけの血行不良が問題なのではありません。
パーキンソン病でお悩みの方は、首や肩、背中の筋肉が硬くなっている方が多くいます。 という事は、体全体の血液循環が悪くなっているということです
さらに、頭部の血液循環も悪くなっています。これらも同時に施術することで、体調不良の改善をしていきます。
体は食べたもので出来ている
当院ではこのように考え、栄養療法を取り入れております。 栄養状態が良くないと、いくら良い治療を受けてもつらい症状は改善されません。
パーキンソン病は、ストレスや過労、生活習慣なども大きく関係しています。 当院では、体調・栄養状態を含め体の中から良くなるよう、生活指導・栄養指導を行っています。
身体全体の状態が良くなることで、人間が本来持っている体を修復する力(自然治癒力)が働くので、症状が出ている部分だけでなく、全身に良い効果があります。
通院頻度や期間は?
お体の状態で大きく左右されますが、はじめは集中して通っていただきます(集中してとは、およそ週1~2回)。
その後、お体の状態を見ながら、月2回、3週に1回と回数を減らし、最終的には月1回体のケアをしていきます。 そうすることにより、体をいい状態に保ち、痛くならない健康な体づくりを実現します。
通院頻度や施術期間の詳細は、カウンセリング時にご説明しますのでご安心ください。 パーキンソン病の治療は、鍼灸・手技を用いて行います。施術料金・施術時間などの詳細は、お問い合わせください。


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